3Dプリンターを買ったら何を作る?実際に作ってよかったものと、作らなくてよかったもの

3Dプリンター

お疲れ様です。りょぐです。

3Dプリンターに興味はあるけど、「買ったあと何を作るのか」が想像できずに止まる人はかなり多いと思います。僕自身も、最初はワクワクしつつも、実際に何から触ればいいのかはふわっとしていました。

そこで今回は、Bambu Lab P2Sを実際に使ってきた中で「最初に作ってよかったもの」と「逆に積層式3Dプリンターでは作らなくてよかったもの」をまとめます。勢いで変なものを量産する前に読むと、かなり遠回りを減らせます。

まず結論

結論から言うと、最初の流れはこの順番が失敗しにくいです。

  • 3D Benchyのような定番テストモデル
  • スクレーパーのような実用品
  • MakerWorldの簡単な周辺パーツ
  • 自作データ

いきなり大物や精度が必要なものを作るより、この順番で「印刷の癖」と「3Dプリンターでできること」を体で覚える方が圧倒的にラクでした。

1. 最初は3D Benchyで十分

3D Benchyの出力例

最初に印刷する定番といえば、やはり3D Benchyです。小さな船のモデルで、積層式3Dプリンターが苦手にしやすい形状がひと通り入っています。

正直、これで何か実用になるわけではありません。ただ、傾斜、穴、ブリッジの崩れ方を一度見ておくと、その後の印刷で「これは設定の問題か、そもそも形状の相性か」を判断しやすくなります。

最初の1回は、性能チェックというより「3Dプリンターで物が出てくる体験」をするための儀式みたいなものだと思っています。

2. 次はスクレーパーみたいな実用品

3Dプリンター製スクレーパー

テストモデルの次は、すぐに使えるものを印刷するのがおすすめです。僕が最初に作ってよかったのはスクレーパーでした。

3Dプリント品は、モデルによってはベッドから外しにくいことがあります。そこで、実際に必要になった道具を自分で作ると、「不便をその場で解決できる」という3Dプリンターの面白さが一気にわかります。

この体験を早めにしておくと、以降のモチベーションがかなり変わります。飾り物より、先に道具を作る方が3Dプリンターの価値が伝わりやすいです。

3. MakerWorldの簡単な周辺パーツは満足度が高い

MakerWorldの周辺パーツ

次におすすめなのが、MakerWorldにある簡単な周辺パーツです。特に相性がいいのは、3Dプリンター本体まわりの小物です。

  • ノズル付近のケーブル保護パーツ
  • 排出ゴミを受けるボックス
  • ツール収納

こういうものは、市販品を探すと微妙に合わないことが多いですが、3Dプリンターなら「ちょうどいい」を自分で埋められます。100均で代用品を探す時間が減るのも地味に大きいです。

しかも、最初は他の人のデータをそのまま使えるので、モデリングの知識がなくても楽しめます。

4. 本命はやっぱり自作データ

Fusionで作成したCADデータ

印刷の流れとスライサーの触り方がなんとなくわかったら、次は自作データです。たぶん、ここが3Dプリンターを買う一番の理由の人が多いはずです。

僕はFusion 360を使うことが多いです。趣味用途なら無料版でもかなり十分で、実用品レベルのモデリングなら困る場面はそこまで多くありません。

最初から複雑なものを作る必要はなくて、ケーブルホルダーや小物トレーのような「生活のちょい不便」を解決するものから始めると成功しやすいです。自分で測って、自分で作って、実際に使える。この流れが一番楽しいです。

Claude × Autodesk Fusion連携の検証記事でも書きましたが、最近は設計の始め方自体もかなりラクになってきています。

逆に、積層式3Dプリンターで作らなくてよかったもの

ここからは、実際に使ってみて「これは専用品か別素材の方がよかった」と感じたものです。

金属部品の代わり

ボルト、ヒンジ、強度が必要な接続部は、やはり厳しいです。作れなくはないですが、耐久性では金属に勝てません。実際、僕も面倒だからと3Dプリントで済ませて折ったことがあります。

高い耐熱性が必要なもの

熱で変形した3Dプリント品

PLAで車内に置くものを作ると、夏場に変形しやすいです。僕も車内のケーブル整理パーツが変形しました。耐熱が必要ならPETGやABS前提で考えた方が安全です。

フィラメント選びで迷っているなら、以前まとめたPLA・PETG・ABS・TPUの違いも先に見ておくと失敗しにくいです。

高精度や滑らかな表面が必要なもの

積層式はどうしても積層痕が出ます。寸法も0.数mm単位の調整が必要なので、何も考えずに数値どおり作ると「はまらない」「きつい」が普通に起きます。

試作や実用品にはかなり強いですが、見た目の滑らかさや精密さが最優先なら、別の作り方を選んだ方が早いです。

専用品の完成度が高すぎるもの

3Dプリンターで作れるからといって、何でも自作が正義ではありません。手触り、重量、精度が使い心地に直結するものは、専用品の完成度が高いことが多いです。

僕はこういうものを一度試作して、「やっぱり買った方がいいな」と判断することがあります。まず仮で作ってみる、という使い方がちょうどいいです。

まとめ

3Dプリンターを買った直後におすすめなのは、派手な作品よりも「体験が返ってくるもの」です。

  • まずは定番テストモデル
  • 次に道具
  • その次に本体まわりの便利パーツ
  • 慣れたら自作データ

この順番で進めると、3Dプリンターの楽しさと限界の両方がかなり早く見えます。勢いで買ったあとに後悔しにくい流れとして、僕はこの順番をおすすめします。

プリンター選びで迷っているなら、実際に乗り換えて使ったBambu Lab P2Sのレビューも参考にしてみてください。

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