お疲れ様です。りょぐ(@ryog_gadgets)です。
この記事は、Bambu Lab P2S レビューです。A1 miniから乗り換えて実際に使って感じたことを正直にお伝えします。
- A1 miniとP2Sは何が違うのか
- 乗り換えて実際に良かったこと・困ったこと
- 3Dプリンター初心者・中級者のどちらに向いているのか
結論から言うと、A1 miniから乗り換えて正解でした。特にABS印刷ができるようになったのが個人的に最大の恩恵です。

Bambu Lab P2S スペック概要
| 項目 | P2S | A1 mini(旧機) |
|---|---|---|
| 造形サイズ | 256×256×256mm | 180×180×180mm |
| 最大印刷速度 | 600mm/s | 500mm/s |
| 筐体 | あり(密閉型) | なし(オープン型) |
| ノズル | クイックスワップ式(焼き入れ0.4mm) | クイックスワップ式 |
| AIエラー検知 | あり | なし |
| タッチスクリーン | 5インチカラータッチ | カラータッチ |
| 対応フィラメント | PLA・PETG・ABS・ASA・TPU・PA・PC・CF/GF強化材など | PLA・PETG・TPUなど |
| マルチカラー | Combo版はAMS 2 Pro対応(最大20色) | AMS lite対応 |
| 本体重量 | 約14.9kg | 約9.9kg |
| 接続方法 | WiFi・USB | WiFi・USB |
Bambu Lab P2S レビュー:A1 miniからの主なアップグレードポイント
1. クイックスワップノズル+焼き入れノズル標準搭載
P1Sでは配線をいじりながら順番を気にしてノズル交換をする必要がありましたが、P2Sからはクイックスワップノズルが採用されています。A1 miniで採用されていた方式に近く、工具なしで素早く交換できます。

さらにデフォルトで焼き入れ0.4mmノズルが搭載されており、押し出しギアも焼き入れ対応。カーボン配合などの強化フィラメントも標準で扱えるようになりました。
注意点として、A1シリーズのノズルとの互換性はありません。H2Dのノズルとは互換性があるようです。

2. 5インチカラータッチスクリーン
P1Sは物理ボタン+モノクロ液晶でお世辞にも使い勝手が良いとは言えませんでしたが、P2Sからは5インチのフルカラータッチスクリーンになりました。
A1 miniもタッチパネルでしたが、P2Sはサイズが大きい分さらに操作しやすく、UIも刷新されて見やすくなっています。

3. AIエラー検知機能の追加
P1Sにはなかった(X1Cにはあった)AIによるエラー検知機能がP2Sで追加されました。
具体的には以下のエラーを自動検知して通知してくれます。
- スパゲッティ印刷(フィラメントが絡まる失敗)
- ノズル詰まり
- Poop穴の詰まり
- ベッド上の異物検知
A1 miniのときは印刷をかけて外出し、帰ってくるとスパゲッティができあがっていることが何度かありました。この機能があるだけで安心感がまったく違います。

4. 外気取り込み冷却機能
P1Sでは密閉型にもかかわらず、PLAなどの低融点フィラメントを印刷する際に内部温度が上がりすぎるため、窓を開けて印刷する必要がありました。
P2Sでは外気を取り込んで冷却する機能が追加され、密閉したままPLAに適した温度で印刷できるようになりました。密閉型の本来のメリットをちゃんと活かせるようになった印象です。

5. その他の改善点
- 搭載カメラの性能向上
- 押し出し力が70%向上
- 造形サイズが256×256×256mmに拡大
A1 miniから乗り換えてどうだったか
置き場所に困った
A1 miniはコンパクトで置き場所を選ばないサイズ感でしたが、P2Sはそうもいきません。本体重量も約14.9kgと重く、設置場所をしっかり確保する必要があります。
キャスター付きのプリンター台を導入したところ、総耐荷重90kgで激しく動く3Dプリンターにも十分対応でき、下段にフィラメントやメンテナンスキットを収納できるようになったので部屋もスッキリしました。

チャンバーがついて安心感が大幅UP
A1 miniはオープン型だったため、何かの拍子にサポートが外れたり、埃で接着が悪くなるリスクがありました。
P2Sは密閉型チャンバーつきなので、印刷中の安定性が格段に上がりました。精神衛生上かなり違います。
ABSが印刷できるようになった(個人的に最大の恩恵)
チャンバーがついたことでABSフィラメントが印刷できるようになったのが、乗り換えて一番よかったことです。
夏場に車内に置くパーツなど、低融点のPLAでは耐熱性が不安なケースがあります。ABSは耐熱性が高く、研磨や溶剤による表面加工もしやすいので、仕上げが必要な印刷物にも向いています。
マルチカラー印刷で一気に製品感がUP
Combo版を購入したのでAMS 2 Proが付属しており、最大20色のマルチカラー印刷が可能になりました。単色印刷と比べて製品としての完成度が一気に上がります。
メリット・デメリット
メリット
- 造形サイズが大幅に拡大(180→256mm)
- 密閉チャンバーでABS・ASAなど高機能フィラメントに対応
- AIエラー検知で印刷失敗を自動検出
- クイックスワップノズルで交換が簡単
- 外気冷却機能でPLAも密閉状態で印刷可能
- マルチカラー印刷対応(Combo版)
- タッチスクリーンで操作しやすい
デメリット
- 本体が大きく重いので置き場所が必要
- 価格が高め(本体だけでも10万円以上)
- A1シリーズのノズルと互換性がない
- Combo版はさらにコストがかかる
こんな人におすすめ
- A1 miniやA1などのオープン型から乗り換えたい人
- ABS・ASAなど高機能フィラメントを使いたい人
- 印刷失敗を減らしたい・安心して放置印刷したい人
- マルチカラー印刷に挑戦したい人
- より大きなサイズのものを印刷したい人
こんな人には向かない
- PLAのみで十分な人(A1 miniで十分)
- コストを抑えたい初心者(まずA1 miniから始める方が無難)
- 置き場所が限られている人
まとめ
Bambu Lab P2Sは、A1 miniからの乗り換えとして十分すぎる進化を遂げた3Dプリンターです。
デスク環境をさらに充実させたい方は、Dell U4924DWのレビュー記事
特に密閉チャンバーによるABS対応・AIエラー検知・クイックスワップノズルの3点は、中級者以上のユーザーには刺さる改善点だと思います。
価格は高めですが、印刷の安定性と対応素材の幅広さを考えると、本格的に3Dプリンターを使い込みたい人には十分に投資する価値があります。
※本記事はAmazonアソシエイトプログラムを利用しています。
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