お疲れ様です。りょぐです。
キーボードから手を大きく動かさずにポインター操作ができたら、デスク作業はもっとラクになる。そんな発想で作られたのが、KeychronとGIZMODE・ジャパン共同開発の小型トラックボール「Nape Pro」です。
結論から言うと、万人向けではありません。ただし、キーボード中心の操作が好きで、自分好みにキー配置を作り込める人にはかなり刺さります。完成品の便利グッズというより「1から作るカレー」のように、調整そのものを楽しめるデバイスでした。

まず結論:Nape Proが向いている人
- キーボードから手を離す回数を減らしたい
- 分割キーボードやコンパクトキーボードを使っている
- キーマップやレイヤーを自分で作り込むのが好き
- 静かなクリック感のポインティングデバイスが欲しい
逆に、箱から出してすぐ最適な操作感が欲しい人、ロープロファイルキーボードと高さを揃えたい人、細かな設定が苦手な人にはおすすめしにくいです。
Nape Proとは
Nape Proは、幅34.7mm・全長135.2mmのバー型トラックボールです。25mmボールとPixArt PAW3222センサーを搭載し、最大1000Hzのポーリングに対応。キーボードの横や分割キーボードの中央に置き、「マウスの代替」ではなく「キーボードの延長」として使う設計です。


実機を触った第一印象
外箱はホログラム入りで高級感があり、梱包も製品版らしく丁寧です。付属品はUSB Type-Cケーブル、USBドングル、変換アダプターなど。筐体は白を基調に細かくパーツが分かれ、第一印象は「ユニコーンガンダム」でした。
キーの押し心地は静かで、クリック音が響きにくいのが好印象。会社のフリーアドレスでも使いやすそうです。一方、ボール込みの高さは36mmあり、数字以上に厚く感じます。


セットアップはKeychron Launcherで行う
設定には、インストール不要のWebアプリ「Keychron Launcher」を使います。設定は本体に保存されるため、PCを替えても同じキーマップを使えるのが便利です。
各ボタンにはマウス操作、キー入力、同時押し、レイヤー、マクロなどを割り当てられます。縦横の向きを切り替える「オクタシフト」にも対応。できることが多いぶん、自分の最適解を作るまでには時間がかかります。


キーボードとの相性を試す
Naya Createは本体側にトラックボールがあり、厚みの差もあるため、組み合わせるメリットは薄めでした。Nomu30は高さが近く、Note執筆用としてはアリ。ただし中央配置では手が干渉するため、姿勢と置き方の調整が必要です。
高さのあるメカニカルキーボードや分割キーボードの内側・外側に置き、オクタシフトで向きを合わせる使い方が本命だと感じます。


気になった点
高さがあり、薄型キーボードとは合わせにくい
ロープロファイルキーボードの横に置くと、手の移動時に段差を感じます。角度を変えられるとはいえ、購入前に手持ちのキーボードとの高さを確認したいところです。
設定の自由度が高すぎる
自由度は長所ですが、最初から正解のキーマップが用意されているわけではありません。まず最低限のマウス操作から始め、使いながら1キーずつ変えるのがおすすめです。
支持球は定期的な掃除が必要そう
樹脂タイプの支持球なので、長期使用では滑りの変化が気になります。トラックボールらしく、定期的な清掃を前提にした方がよさそうです。
まとめ:便利さより「自分仕様に育てる」デバイス
Nape Proは、誰が使っても即座に作業効率が上がる製品ではありません。しかし、置き場所とキーマップを詰めれば、キーボード中心の作業環境に自然に溶け込みます。
設定を試し、手持ちのキーボードとのベストポジションを探す過程を楽しめるなら、かなり面白い選択肢です。逆に設定なしで完成された操作感を求めるなら、一般的なトラックボールの方が合います。